今回は、高FPSと高リフレッシュ レートでのゲームが、プレイヤーに与える具体的な利点について解説します。
高FPSと高リフレッシュ レートの利点
まず、フレームレートが低いとゲーム内で何が不利なのか、よくわからない場合はNVIDIA が公開している動画を見てみてください。
リフレッシュ レートの差で大きな違いが生じることを実際に確認できます。
動画 (ゲームなど) は、基本的に一連の静止画像を立て続けに表示することによって作成され、フレームレートが低いほど、動画は「途切れ途切れ」に表示されます。
144Hzのゲーミング モニターは、通常の60Hz ディスプレイの2倍以上の速さで画面上の画像を更新します。これがよくいう「ヌルヌル」状態。つまり、144Hzモニターはゲームの世界をよりスムーズに、より「生きているみたいにヌルヌルに」見せます。
そして、利点はまだあります。
通常の60FPSで設定した場合のエンド ツー エンド レイテンシ(マウスやキーボードを入力して動きが反映されるまでの時間)は55~75ミリ秒 (フルスクリーンでプレイしている場合) の範囲ですが、144FPSで設定した時の範囲は30~45ミリ秒です。
240FPSの設定では、エンド ツーエンドのレイテンシが20~35ミリ秒になります。
つまり高FPSの設定では、入力がより高速に変換されるため、接近戦で優位に立つことができます。
動きがヌルヌルで敵が早く見える。さらに入力した動作も早く反映されて強い&強い。対戦ゲームをプレイしている場合、これは非常に有利です。
プロ達の最低ラインは240Hz
このグラフを見ると、240Hzが現在の主流だというのが一目でわかります。
現時点では240Hzが最も人気のあるリフレッシュ レートです。
360Hz等の、より高いリフレッシュレートのモニターが登場してからしばらく経ちますが、240Hzのモニターが登場したときに見たほど広く、素早くプロシーンで採用されることはありません。
これは、多くのゲームが 360 フレーム/秒以上で安定して確実に実行できないという事実に関係している可能性があります。
まとめ
実際、すべてのゲームで活躍するプロの99.9%が、最低でも144フレームを表示できる設定を使用しています。
マルチプレイゲームでの対戦が主な目的である場合、144以上のフレームを出せるGPU、そしてそれらを表示できるモニターは、購入する優先順位がかなり高いです。